「冬ですね」


てか真冬ですね

トロンボーンのSです

あ、4人中3名がSですが…

 

思えばもう20年以上もクルマで国見峠、宮城流に言うと越河峠を越えてきた訳ですが、冬の時期に幾度か体験したこと

「ピーカンのR4宮城を南下するにつれ不穏な暗雲が見え始め、頂上を超えると辺り一面雪でマッシロ!」

 

冬場、行ってみないと分からない福島盆地、開けてみないと分からないくじ引き感

それを目の当たりにした時の恐怖感、絶望感、(これから突入するのに)疲労感etc…

(一応天気予報はcheckするも想像以上の場合が多過ぎ)

 

加えて、これが平地ではなく、急勾配を下り降りなきゃならないという、練習に向かうための試練?!

 

何せ、並走する東北本線では全線中一番の難所と言われ、開通時から息絶え絶えの蒸気機関車や丸森線(現阿武隈急行)でのバイパス構想、電化後8M4T若しくは8M5Tを誇っても唸りをあげながら昇って行く特急・急行電車、しかし技術の進歩は華々しく、今は金太郎が涼しい顔で20輌もの荷物を背負い駆け上り…

おっとぉ、このまま続けると「脱線」が終わらない…

 

しかし、そんな県境の峠道ですが、晴天時や他の季節などとなれば標高が高いだけに眺望は絶品と通るたびに感じます

眼下に広がるまちは梁川や保原でしょうか、進むと遠くには福島市や安達太良山系も見えるかな

夕暮れに福島方面へ向かう機会も少なくなったものの、帰路の夜道で目に飛び込んでくる夜景など星空とあいまって鑑賞に値するのでは!と思うほどです

 

これからもこの景色を楽しみながらゆっくりと通り抜けよう、あと何年か、何ヵ月か…

たとえ後ろから猛スピードで迫りくる赤い車に煽られブチ抜かれ置いていかれようとも…