Feel Wind Orchestra

フィール・ウインド・オーケストラ

常任指揮者 西村 友

神奈川県生まれ。東京音楽大学器楽学科に学んだ後に作曲・指揮者に転向。作曲家・三枝成彰氏のオフィスでアシスタントを務めた後、指揮者として活動を開始した。管弦楽、吹奏楽、合唱、ミュージカル、オペラ、バレエ、スタジオとその活動は多岐に渡り、2003年プロコフィエフ国際指揮者コンクール(於ロシア・サンクトペテルブルク)では本選に選出され、「熱く情熱的なその音楽と、明瞭で情緒に富む解釈は演奏者・聴衆ともに惹きつけるものがある」(サンクトペテルブルク速報紙より)と評された。審査員の一人によってエドゥアルド・マータ国際指揮者コンクールにも推薦される。
作曲、指揮の両面で活動の場は広く、特に舞台作品でのキャリアはオペラ・バレエ・ミュージカル等数多い。劇団四季ミュージカル『ライオン・キング』では初演から14年にわたって指揮を務めたほか、ミュージカル『家なき子』(宮川彬良作曲)やブロードウェイミュージカル『グランド・ホテル』(前田美波里、小堺一機、紫吹淳、他)『ハウ・トゥ・サクシード』(西川貴教、大塚ちひろ、三浦理恵子、他)等数多くの作品で指揮・アレンジを担当している。また、自身の作曲によるミュージカル『銀河鉄道の夜』(劇団ひまわり)本公演の成功を受けて、同作品を吹奏楽コンサート形式にアレンジして披露した公演は、音楽誌上でも絶賛を博した。2014年以降全国ツアーで再演される他、吹奏楽版も今秋再演される。2012年9月に浜松で初演されたミュージカル「うたごえは風にのって」では、指揮・音楽監督としてオケ・キャスト共にまとめ上げた手腕は高く評価されメディアでも大きく取り上げられた。
2013年12月の交響劇『船に乗れ』(木の実ナナ、小野武彦、田中麗奈、他)での指揮と編曲は既存の枠を超えた新たな音楽と舞台の可能性を開拓した。
2012年11月には、近京の新進気鋭の若手で構成されたプロ集団、「ブリッツ・ブラス」の定期演奏会に客演し、自身の作品も含んだ熱演で大きな反響を呼んだ。また、この日演奏された曲を皮切りに、次々と作品が出版されている。
2013年1月・5月には新潟に新しく誕生したプロ楽団「新潟ブラス」の演奏会も大きな成功へと導き、同楽団の評価を大きく高めた。
様々なオーケストラに客演もしているが、近年では昨年10月に東京シティフィルと共演した「カルミナ・ブラーナ」「グロリア(プーランク)」は好評を博し、文化庁芸術祭大賞を受賞した..。
5月には大阪市音楽団にも初登場し好評を博す。11月には同団に委嘱され作品を提供。こちらも好評により続演が期待されている。
既出のように作曲家としても様々な作品を発表しているが、特に2014年3月浜松にて開催された『バンド維新2014』では作曲家、服部克久氏、西村朗氏、新実徳英氏、北爪道夫氏、高昌帥氏らと並んで異色の委嘱作を発表し話題を呼んだ。
2014年冬、ミュージカル『銀河鉄道の夜』CDを満を持して発売。

指揮を紙谷一衛、故松本紀久雄、故森正各氏に、ピアノを鈴木かおり、渡辺真知子各氏に、和声・作曲法を有馬礼子、糀場富美子、服部京子各氏に、楽器法を山本孝氏にそれぞれ師事。

2008年DVDミュージカル『銀河鉄道の夜』

2009年CD『Let's Go Cheerful!』
2014年CD『バンド維新2014』
2014年CD『銀河鉄道の夜』
2014年DVDミュージカル『銀河鉄道の夜』~吹奏楽版

 


2016年度の課題曲に選ばれました。

当団常任指揮者の西村 友先生が作曲した課題曲が、

来年のコンクールの課題曲に採用されることになりました。

2016年度 課題曲Ⅲ「ある英雄の記憶」西村  友作曲 

全日本吹奏楽コンクール/朝日新聞社

来年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲が決まりました。

I  マーチ・スカイブルー・ドリーム (矢藤学、第26回朝日作曲賞)

II  スペインの市場で(山本雅一)

III  ある英雄の記憶(西村友)

IV マーチ「クローバー・グラウンド」(鹿島康奨)
V  焔 (島田尚美、第8回全日本吹連作曲コン第1位)

写真は、先月大阪で行われた最終審査の模様です。

 

全日本吹奏楽コンクール/朝日新聞社さんの

 FB記事を転記させていただきました。